同窓会マネジメントというしくみ

今まで気になっていたキーワードではあるものの、なかなか具体的に取り組むことができてなかったトピックです。先ほど思い切って人力検索はてな」に下記質問、投げかけて見ました。

「同窓会の幹事になった際、従来の茶封筒や往復はがきではなく、ウェブを使ってイベントのお知らせや会費の徴収、それからオンライン名簿のような機能を持たせたいと思っています。そんなことをまとめてできるオンラインツールって何かありますか?あるいはそのようなツール、ノウハウをまとめた本やウェブサイトがあれば教えてください。」



この指とまれ」の果たした役割は大きいとは思うものの、あのサイトでは好奇心や昔のつながりをなんとなく求める「個人」を主体に作られたサービスという印象が強いのです。

GREEmixiの中にも同じく同窓会としてのコミュニティはあるものの、ここはそれぞれのSNSの会員になる、という敷居を越えた人だけでしかやり取りができなくて、やはりここもつながりを求める「個人」を主体としたサービスですよね。

個人的にもいくつかの同窓会のお手伝いをしていて、なかなか効率的に運営することの困難さを感じているものとして、ウェブを効果的に使い、そして同時にいろいろなところで蓄積されたノウハウを集約した「同窓会マネジメント」というような「スキル」があってもいいのかなぁ、と思った次第です。あくまでも「幹事」視点でのいい運営のしくみ、ノウハウがどこかにあれば、という問題意識です。

もちろん同窓会は直接のきっかけとはいえ、そういったスキルはサークルやNGONPO活動、あるいは選挙活動?などでも十分に適用できるスキルなんだと思います。

今回の「はてな」での投稿をきっかけに、ここしばらくはアメリカで広く実践されているオンラインコミュニティ・ビルディングの事例を、同窓会運営に絞って深堀りしてみたいと思います。

ざっと思いつくテーマとしては下記のようなものが思いつきました。

■大学などの同窓会マネジメントのプロフェッショナル団体 
CASE (Council for Advancement and Support of Education) 

■企業の元社員を対象に運営されているコーポレート・アラムナイ専用サービス
★「The Ex-Files」 Sep. 1999 FastCompany の記事より
Alumni networks are helping former colleagues stay connected.

★「Gone, but Not Forgotten」May 2002
No company likes to dismiss its talented employees because of a rotten economy. But there's a way to keep people working with you even after they stop working for you. Here is a five-point program on how to build a successful alumni network for your company.

■「同窓会文化」を支える「寄付文化」、あるいは集金のしくみとしての同窓会マネジメント

それぞれ具体的な事例を調べつつ調べてみたいなぁ、と思っています。しばらくお付き合いくださいませ。