書籍update「マイクロソフトでは出会えなかった天職〜僕はこうして社会起業家になった」

まだ210ページまでしか読み終わってないものの簡単にupdate。
ルーム・トゥ・リード」という団体をご存知ですか?働き盛りのMBA卒元マイクロソフト社員、ジョン・ウッド氏がふとネパールを旅し、そこで目にした本のない図書館に驚き、世界を変えるために子供たちのために本、図書館、学校、奨学金を提供することで少しでもい社会を実現しようと活動している団体です。1999年に設立されたNPO団体は2000年に初めて図書館をネパールに設立、先週ニューヨークで開催されたクリントン・グローバル・イニシアティブにおいて、5000個目の図書館の設立が称えられ、2000年にはさらに倍、合計1万個の図書館を今までのアジア地域
のみならずアフリカ、南米の地域にも活動の領域を広げることを目指している団体です。

先月、創業者のジョン・ウッド氏の体験が綴られた本の日本語版が出版され、読んでいるところです。
やはり日本語で書かれていることもあり、実感しながらとても読みやすく、ヒント・刺激・勇気・アイディアをたくさん得られる本になっています。ぜひご一読を。

マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった

マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった

気になったフレーズのひとつがこちら

21世紀のアンドリュー・カーネギーは、裕福な白人男性ではない。21世紀のカーネギーとは、
関心の高い世界中の市民のネットワークのことで、それをこれからつくるのだ。

日本にもルーム・トゥ・リードのチャプターがあるようで、こちらのPDFサイトから様子を伺い知る
ことが可能です。


もうひとつ、嬉しかったこと。この本の中に何箇所か、ファスト・カンパニーの名前が記されています。ルーム・トゥ・リードは同誌が2004年から開催しているソーシャル・キャピタリスト・アワードという賞に4年連続で選ばれている、ということもありますが、本の中の記述によると、ファストカンパニーやタイム、そしてフォーチュンなどの雑誌でルーム・トゥ・リードのことが紹介されると何百という問い合わせメールが届き、中にはファスト・カンパニーの記事を読んでいても立ってもいられなくなって電話をし具体的な支援者となった、というようなエピソードが記されています。

改めてビジネスジャーナリズム、メディアの力を感じますね。

ではでは。最後まで読み終わったらまた書評書いてみたいと思います。