高給か、パブリックサービスか アメリカの大学生のキャリア観〜NYTimes より

socialcompany2008-07-03


やはりこの季節、アメリカでは大学卒業後の進路に関しての記事が多いですね。

Lure of Big Paycheck Tugs at Graduates Considering Public Service - The New York TimesBig Paycheck or Service? Students Are Put to Test
(6/23/08 New York Times Education section)

「高給かパブリックサービスか?試される学生」というようなタイトルで、ハーバード大学を卒業する
学生の進路に関しての最近のトレンドが記されています。投資銀行、戦略コンサルティング会社、
最近ではヘッジファンドなどを、様々な理由があり、選択する学生が多い一方、大学側はパブリック
サービスのキャリアも勇気づけるために、フェローシップなどの制度を充実させたり、卒業式等の
スピーチでも訴え、パブリックサービスの大切さを説いています。

もちろんビジネスを通じて社会は変革されているし、大きなインパクトを与えることが出来るものの、
多様性を持つことは大切で、みんな思っていながら気になっているこのトピック、今年もやっぱり
取り上げられているのですね。

ちなみに今年のハーバード大学学部生の9%がティーチ・フォー・アメリカに応募、37人が試験を
パスし、今後2年間、低所得地域の教鞭に立つとのこと。人気就職先ランキングの10位以内に登場
するこのNPO団体がここまで認知されるようになって来たことも、大きなトレンドの一つのようですね。