ロザンヌ・ハガティ氏講演会に参加して〜原点回帰

先週末、ETICISL Japan Society共催で行われた、アメリカ・ニューヨークを拠点にホームレス問題に取り組む社会起業家、ロザンヌハガティさんの講演会に参加しました。


会場には、ビジネスプロフェッショナル、学生、メディアの方、社会的な課題に対して取り組んでいる人等で、200名以上の方が真剣なまなざしで話に聞き入り、密度の濃い空間でした。

ロザンヌ・ハガティ氏、そしてコモングラウンドといってもあまり馴染みはないかもしれませんが、コモングラウンドは1990年に創立された、ホームレス問題を革新的な方法で解決するための非営利団体で、創立者であるロザンヌさんは、今では世界中にその業績を認められた社会起業家として、アショカフェロー、マッカーサーフェローなどの表彰を受けたり、いろいろな国から成功のモデルとして尊敬を得ている方です。

講演の中では彼女自身、そしてコモングラウンドの設立のバックグラウンド、コモングラウンドそのものについて、コモングラウンドのビジネスモデルについて、そして今後の目指すべき方向性について話がされました。


講演そのもののログはまたどこかで共有されることを願うばかりですが、とてもインスピレーションあふれる話でした。ソフトな話ぶりの中に人に対しての深い思いやりがあり、また一方でシャープで戦略的思考を備えた経営者としての手腕を感じさせるプレゼンでした。

改めて自分が14年前、まだ設立間もない頃のコモングラウンドの運営施設タイムズスクエアホテルに1ヶ月間住み込みインターンをしていた時のことを感慨深く思い出してしまいました。自分がその時に得た経験を還元できる方法を考えなきゃ、と改めて背筋をただされる思いでした。

そのタイムズスクエアホテルでの1ヶ月の経験が、以前にウェブサイトに書いたように、このようなブログ等を書くきっかけになっていたことを思い出し、「社会起業家的な新しい働き方のスタイル」というテーマに関して、少しづつでもいいからブログやメルマガで情報発信していくことを再開しよう!という気になりました。

何度目かの再開宣言ですが、ロザンヌさんの講演会に触発され、再開したいと思います。お付き合いくださいませ。