”Stay Hungry, Stay Foolish”

アメリカのスピーチ文化はいつ目にしてもいいなぁ、と思う。

偶然スティーブ・ジョブズ氏〓CEO, Apple Computerのスピーチを聞く機会がありました。(もちろんウェブ上でですが)、スタンフォード大学の卒業式で(6/12)、スタジアムいっぱいに詰め掛けた卒業生と関係者に向かって話している様子が新鮮に、力強く聞こえててきます。Reed College を中退した彼が、どのようにして今に至るか、を3つの話を紹介します、という構成での話でした。一つ目が大学を中退したこと、二つ目が30歳の誕生日を迎えてすぐに自分の創り上げたAppleから解雇されたこと、そして3番目が癌に侵され生死の境目ぎりぎりまでいき、幸運にも手術をして元気を取り戻したこと、でした。一つ一つのエピソードが壮絶ではあるものの、でもそんな経験の一つ一つに本当に感謝していて、そんな経験があったから今の自分がある、ということを強調していました。
卒業生へのメッセージは「Stay Hungry, Stay Foolish〓ハングリーであり、バカでい続けること」でした。興味のある方はこちらからビデオ、見ることができます。そしてこちらには全文掲載されています。

もう2つ、気になるニュース、があります。FastCompany magazineが今売りに出されているとのこと。ユニークなメッセージを発信し続けていたビジネス雑誌が創刊から10年を迎えるにあたって身売りされます。願わくばFastCompanyの大切にしてきたメッセージを理解してくれるオーナーが買収してくれることを祈っています。

もうひとつ、先日日経新聞の夕刊にチラリと掲載されていたのですが、社会起業的な働き方のスタイルに特化したビジネス雑誌がアメリカで創刊されました。その名も「WorthWhile Magazine」ワーク・ライフバランスなどのトピックを扱ったり、ボディショップアニタロディックのインタビュー記事などがあり、またWall Street Jounalの元記者が立ち上げた、という経緯もあり、視点がとても斬新な雑誌です。