祝!FastCompany出版継続♪

身売りの報道がなされてから約一ヶ月、過去10年に渡って新しい働き方のスタイルを提唱してきたアメリカのビジネス雑誌「FastCompany」が兄弟誌「Inc.」と共に、モーニングスター創立者Joe Mansuetoによって新しい出資を受け、今までの通りの出版が今後も継続されることになりました。想定買取額は30億とも40億ともいわれていますが、FastCompany編集長John A. Byrne 氏がブログで安堵と喜びを伝えているように、理想的な形で今回の身売りが収まったようです。よかった、よかった:-)

ドットコム・バブルを懐かしく思い出させる乱立したニューエコノミー雑誌の中でも、今でも形を残しているのはFastCompanyくらいになったのでしょうか。Industry Standard, Business 2.0, Red Heringなどは時代の流れと共に廃刊となってしまいました。(*その辺のビジネス雑誌の変遷に興味のある方は専門誌Flioで詳細な経緯が書かれています。)

単にビジネスだけでなく、ライフスタイル、「しごと」の意味、社会起業家的な働き方のスタイルも内包した形でメッセージを伝えてきたFastCompanyには創刊以来の読者もいまだに多く、これからも今までの伝統を維持する形でこのムーブメントを続けていって欲しいと思います。

創刊時の編集長アラン・ウェバーさんはFastCompanyのことを指して"It's not a magazine, it's a movement."と表現していました。10年経っても変わらない大切なメッセージ。貴重です。