ダボス会議スタート

socialcompany2006-01-25

1971年にジュネーブ 大学クラウス・シュワブ教授(現理事長)の提唱した「欧州経営フォーラム」から始まったこのダボス会議【正式名称は世界経済フォーラム(World Economic Forum, WEF)】、毎年1月末に開催されることになっていて、2006年の年次総会が今日からスタート。全てのフォーラムの要旨がこちらでみることができます。

既に編集されていてストリーミング動画が可能になっていた「Global Economy」についての議論を聞くと現場の雰囲気がとても伝わってきます。ロンドンビジネススクールのローラ・タイソン氏やAIGの副会長が参加したこのラウンドテーブルの中で、盛んに日本のことを議論されているのが印象的でした。中国銀行Executive Assistant PresidentのMin Zhu氏が中国のGDBの成長率を謳いあげながら、もはやアメリカ・日本・ヨーロッパが主導権を持つ経済のしくみでなく、中国の国際社会の中での台頭・影響が無視できないものであることを強くアピールしています。残念なのは当事者の日本の声を代弁する日本人がこの分科会の参加者の中に誰もいないこと。。。。

ライブドア・ショックのことは当然ながらひと言も触れられておらず、改めて普段の生活の中でのメディアの持つ影響力を思い知らせれた感じがします。


【おまけ】もうひとつ、驚いたこと(今週のアエラより)〜韓国におけるSNSの力。その中の大手サイトサイワールドには国民4800万人のうち、1600万人が参加、実に3人に一人。20代女性の9割、20代男性の7割が参加しているとのこと。 人間のデータベース化、人間のランキング化がされるとどんな世の中になるんだろう。。。