フィランソロフィーの新潮流

socialcompany2006-03-12

310億ドル(約3.7兆円)、何の数字でしょうか。
ビル・ゲイツが今までに寄付した金額だそうです。

先週号の The Economistの特集はA Survey on wealth and philanthropy」と題して実に16ページにも渡って最近のチャリティ、フィランソロフィーをめぐる動きをフォローしてます。

確か2000年のころにもnew philanthropyと題してネットバブルで一気に巨額の富を手にした若い起業家の新しい寄付行動のことが取り上げられてましたが、景気がよくなってきて、eBayやGoogle創立者、ミュージシャン、俳優なども巨額の金額を寄付する傾向がここに来て最近またしても顕著です。一方で、経営学マイケル・ポーター氏曰く、「何千万円というお金が非効率なフィランソロフィーによって無駄に使われている」、「ビジネスに比べてフィランソロフィーは何十年も遅れている」と、お金の使い方にも変化が望まれているようです。

短い特集記事とはいえ、とても密度濃く最近のトレンドが描かれていて、CSR、SRI、社会起業家などのトレンドを分かりやすく解説してます。要約は近日中にメルマガで書いてみますね。