「ゆれる」〜不確かなもの
記憶が薄れる前に簡単にupdate。
「ゆれる」
- 作者: 西川美和
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
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久しぶりにエンドロールが終わるまで立ち上がることができないような映画を観た気がする。映像のカットひとつひとつから滲み出てくる表現が深く、納得感を持たせつつ、それでいて想像力を働かせ、見終わっても答えはそれぞれの観客にその意味・解釈が委ねられるような作品。地方と都会、嫉妬とエゴ、いろいろな対立軸の中でビミョウでありながら不確かなことが結構ある、人間の心理の本質を鋭くえぐるようなシーンの連続。西川和美監督が32歳と知り、さらに衝撃でした。
昼間は地元三軒茶屋でのサンバフェスティバル。友人が出演していたので立ち寄ってみたけれど、やはり何か表現に一生懸命になっている姿はかっこいい。高校野球の決勝(早実X駒大苫)もしかり。自分が表現できることは何だろう、と思いつつ、久しぶりに重い腰を挙げてメルマガを書くことにしました。