2007年 M&A ハゲタカ

socialcompany2007-02-17

NHK土曜ドラマハゲタカ」第1回を改めて見ました。とても話題になりそうな予感。ここ数日に新聞で取り上げられている買収や提携の話を見聞きするにつけ(大丸・松坂屋スティールパートナーズ→サッポロ等)、身近な問題として企業買収、業界再編が進みそうです。同時に海外のメディアも見てもprivate equityというキーワードが依然アツいですね。今週のThe Economistでも「The buy-out business is booming, but capitalism's new kings are attracting growing criticism」ということでこれからのバイアウトファンド業界の予測が掲載されています。


Henry Kravis of KKR claimed last year that private-equity investing “leads not only to value creation, but also to economic and social benefits, for example, increases in employment, innovation, and research and development”.
大手バイアウトファンドKKRのヘンリー・クラビス氏が昨年の発言で曰く、「プライベート・エクイティは「価値創造するだけでなく、経済的、社会的な利益をもたらす。例えば雇用、創造、リサーチ、開発を増大させる」とのこと。(Private equity |The uneasy crown, Feb 8th 2007 From The Economistより)

3年前に同誌でプライベート・エクイティに関して大きな特集が組まれていました。興味がある方はこちらで全文を見ることが出来ます。
(The New Kings of Capitalism | In two decades, private-equity firms have moved from the outer fringe to the center of the capitalist system. Can they keep it up?)

社会起業家支援で有名なロバーツ財団創始者が実はKKR (Kohlberg Kravis "Roberts")の創業者の一人ということも非常に面白いと思いますが、バイアウト・ファンドが社会変革の旗手なのかマネーゲームに走るハゲタカなのか、当然白黒つくことではないと思いますが、このドラマ6回を通じて、身の回りのお金のこと、考えてみたいと思います。

さて、明日は東京マラソン、目標6時間完走。頑張ってみます。