久しぶりのメルマガ投稿です(オックスファム トレイルウォーカーについて)。

【ソシアレ 社会起業的な新しい働き方のスタイル】 vol. 29

【目次】 -----------------------------------------------------------
社会起業家的な働き方支援サイト〜米国の事例より 
『Common Good Career』〜ソーシャルベンチャー業界の人材紹介会社
★注目のイベント!:オックスファム トレイルウォーカー
4人1組で12万円ファンドレイズして100キロ歩くチャリティイベント(5/16-18)

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社会起業家的な働き方支援サイト〜米国の事例より 

『Common Good Career』 ソーシャルベンチャー業界の人材紹介会社

「コモングッドキャリア」という団体、あまり馴染みはないとは思いますが、アメリカでの社会起業、ソーシャルベンチャー業界で働くことを志望する人、また優秀な人材を雇う必要があるソーシャルベンチャーからのニーズを受け、創業から2年も経っていないにも関わらずスタッフ15名、エッジの利いたクライアントを中心に60団体のネットワークを持ち、そして2万人以上の登録者を抱えているとのこと。今年の1月のボストン・グローブにも記事として取り上げられていました。

付き合いのある団体の中には、アショカ財団、ティーチフォーアメリカ、ルームトゥーリードなどの先進的なソーシャルベンチャー団体が含まれています。

日本の中でもここ最近ソーシャルベンチャーでのキャリア、ということに注目が集まってきてはいるものの、サーチファームを利用してまで人材を獲得するというようなマーケットの成熟段階にはもう数年、或いはそれ以上かかるものと思われます。いつか日本にもコモングッドキャリアのような会社・団体が出来ることと思いますが、そんな時に備えて今出来ることは何だろう、とふと想いを馳せている今日この頃です。

今までの仕事のあり方と異なる、やりがい、しかも人のため、社会のためにインパクトを与えつつも事業を創り出し感謝されることの達成感を求める「欲張り」なプロフェッショナルが増える中で、そんな環境を創るためのマーケット創りが火急の課題になりそうです。人(社会起業家)、組織(会社・団体)、お金(投資・助成・寄付)、そして社会的認知(メディア)等など、これまで以上に動きが出てくることになりそうです。

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★注目のイベント!:オックスファム トレイルウォーカー4人1組で12万円ファンドレイズして100キロ歩くチャリティイベント(5/16-18)

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今日友人から聞いて初めて知ったのがこの「トレイルウォーカー」というイベント。イギリスに拠点を持つ貧困問題解決に取り組むオックスファムというNGO団体が主催のチャリティトレイルウォークです。神奈川県小田原市から山梨県山中湖村までの100kmを48時間かけて歩く、というものです(5/16(金)〜5/18(日))。
エントリーする際は4名でチームを編成し(合計200組)、参加費が6万円(一人当たり1.5万円)の他に、このイベントが際立ってユニークなことは、各チームが最低12万円の寄付金を集めてくるということが参加資格になっている点です。

昨年の実施実績を見ると、なんと7700万円程度の寄付金を集め(チーム平均約45万円)、下記のような活動の支援に集められた金額の80%が提供されているとのことです。

■緊急支援プロジェクト
スーダンダルフール地域
■長期支援プロジェクト
カンボジア:長期コミュニティ支援
● インド:女性の自立支援と生活向上
南アフリカ共和国エイズと戦う

詳細はこちら

欧米諸国と異なり、寄付文化がなかなか広く馴染みのない日本において、このようなココロミがどのようにして実現されるのか、とても興味深いですね。
参加チーム枠が残り5枠とのこと、同時にボランティアとしての参加の機会もあるようです。(4月17日(木)、JICA地球広場にて説明会があります(4/22に英語での説明会もあります))。
私も説明会参加予定ですが、興味ある方いらっしゃれば是非ご連絡くださいませ。少なくともボランティアとしては参加してみたい!と個人的に思ってしまったイベントでした。