体験的学習としての「貿易ゲーム」

「貿易ゲーム」、ご存知ですか?学校での体験型学習の必要性、そして開発教育などでの国際理解を促進するため、そして最近では企業内のコミュニケーション、チームビルディングなどの文脈でも割と話題になっている教育プログラムのことです。これはもともとはイギリスの代表的な開発NGOのひとつ
クリスチャン・エイドによって開発され、それを日本では開発教育協議会(財)神奈川県国際交流協会、そして最近では民間会社ウィルシードさんが人事研修・学校教育へのフォーカスを強めた形で広く普及に取り組んでいるツールです。

「気付きの学習」のきっかけとして各方面で広く支持を受けている印象を受けます。

詳細はやはり実際に体験して肌で感じてほしいので詳細は伝えませんが、この最近話題の「たいけんてき学習」は非常に重要だと感じています。これだけ活字があちこちに溢れ、インターネットで何でも
見つけられるときに、一番大事な「声」、しかも自分の内面からの声ってなかなか見つけられないんですよね。やはりそんな意味で人工的なシュミレーションにせよ、他者との関係性・文脈を安心して得られる環境で自分を見つめなおすきっかけとしてこの貿易ゲームは非常に「使える」と思いました。

今のところ学校の教育関係者の方が実際に教室で子供たちに実施したり、各地方自治体の方がコミュニティでの活動の際に利用したり、という導入が多いそうです。知名度では7月19日の日経新聞に出ていたウィルシードさんがダントツに光ってますね。ただツールそのものはこうしたかたちで広く利用されるようになれば素晴らしいなぁ、とは思っています。

自分自身も国際交流に関係した仕事をする中でこのような試みをどこかでしてみたいと思っています。